結婚指輪選びは、人生の中で特別な瞬間のひとつです。
しかし、とても種類が多く、結局どの指輪を選ぶべきか迷ってしまいますよね。
実は,指輪には「既製品」「手作り」「オーダーメイド」の3つの選択肢があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
今回は、指輪愛好家の筆者が、価格やデザイン、納期など自分に合ったスタイルを考慮しながら最適な指輪を見つけるために詳しく解説していきます。
この記事では、以下の内容を解説しています。
- 指輪の種類
- 平均価格
- メリット・デメリット
- 結局どれを選ぶべきか
指輪選びに悩むあなたに、参考にしていただける内容をお届けしますのでぜひご覧ください。
指輪の選択肢はこの3つ

始めに、たくさんのデザインや形がある指輪ですが初めの選択肢はこの3種類です。
- 既製品
- 手作り
- オーダーメイド
さらに、オーダーメイドの中には、セミオーダーメイド・フルオーダーメイドがあり、価格帯や手軽さが異なります。
以下の章からは、分けて解説していきます。
既製品の結婚指輪

まずは、既製品の指輪についてご紹介します。
プロのデザイナーがあらかじめデザインして、多くの人が選べるように量産されたもの
量産されているため、コスパが良く多くの人から愛されています。
※コスパとは…支払った金額に対して得られる価値がどれだけ良いかを表す言葉
また、デザイナーが考えたデザインなので、おしゃれなものが多いことも特徴です。
平均価格は28.7万円!
想像より高い金額に、「既製品でもこんなにするの?」と感じた人もいるかもれません。
実は、既製品の中には「カルティエ」や「ハリーウィンストン」のようなハイブランドも含まれているため、既製品の平均価格が高い傾向にあります。
数値上は既製品もオーダーメイドも大きな差はないように見えるが、実際にはハイブランドが含まれていないオーダーメイドの方が高額になる
おおよその価格では、シンプルな指輪の場合は2本で13万円前後、装飾がある場合は25万円前後の指輪が多いです。
材料の高騰などを理由に、年々高くなっている印象です。
メリット・デメリット
メリットは、以下の内容が挙げられます。
- 納期が即日であるか短いため購入してすぐに使える
- コスパが良い
- デザインが豊富
- 実際に手に取って、サイズ感を確認できる
- 最新の流行に合わせたデザインが多い
納期に時間がかからないことが多いため、結婚式や家族の顔合わせなど、すぐに指輪が必要な場合でも安心です。
オーダーメイドと比較したときには、最後の仕上がりが予測できないのに対して、商品を見てから購入でき、サイズ感の失敗が少ないところが、最大のメリットです。

ゆっくり試着をして自分にぴったりなものを見つけます
次はデメリットです。
- 他の人と同じデザインになる可能性がある
- 自分の好みに合わせて素材や細かいデザインを変えることができない
- 流行りのデザインが変わると、古く感じてしまうことがある
- オーダーメイドに比べて、特別な意味や背景が薄くなることがある
デメリットも考えながら、何を優先するかで選ぶと失敗しない指輪選びができます。
手作りの結婚指輪


次は、手作り指輪についてご紹介します。
特定のデザインや素材を選んで自分で作る指輪のこと
オーダーメイドと似ていますが、手作りの場合は自分の手で直接作る工程が多いことが特徴です。
平均価格は安価な傾向にある
手作り指輪は、ブランドやコースによって作業工程とその内容が異なるため、データがありませんでした。
ただ、自分で作成するため既製品と比べて、一般的に安価になる傾向があります。
メリット・デメリット
それでは、メリットです。
- 世界に一つだけの特別な指輪になる
- 一緒に作る過程そのものが思い出になる
- 自分たちのこだわりを反映できる
- 実際に作業をするのが楽しい経験になる
- 一部の工房では、ペースや工程を相談しながら進めることができる
- コストが抑えられる
手作り指輪のメリットは、比較的安価でオリジナルの指輪を作ることができるコスパの良さです。



手作りは温かみがあり、一生懸命作った時間は思い出になります
続いては、デメリットです。
- 作る人のスキルによって仕上がりに差が出ることがある
- プロの職人が作るものほど完璧な仕上がりにはならない可能性がある
- デザインや作業に時間や労力をかける必要がある
手作り指輪ではロウで作られた指輪を削って型を作成したり、金槌を持って金属を叩いたりと長い時間集中して体力が必要な場面があります。
無理のない範囲で進められるブランドを選択できると、安心して指輪作りを楽しむことができます。
オーダーメイドの結婚指輪


次は、オーダーメイドです。
オーダーメイドと聞くと、ゼロの状態から全てを制作するフルオーダーメイドをイメージしますよね。
実は、オーダーメイドの中には「フルオーダーメイド」と「セミオーダーメイド」の2種類があります。
ニーズに合わせた選択が可能です。
顧客の希望や要望に合わせて、ゼロから新しいデザインを作り上げること
既製品や既存のデザインを基にすることなく、すべての要素を自分で選ぶことができるオーダー方法です。
既製品のデザインを基本にして、自分の好みや要望に合わせて一部をカスタマイズできるサービスのこと
完全にゼロから制作するオーダーメイドとは違い、既にあるデザインをもとにデザインする方法です。
自分の好みを反映しながら、手軽にオーダーメイド指輪を作ることが出来る点からとても人気の方法です。



バランスの取れた方法で多くの人におすすめ
このデザインは好きだけど、「違う金属の色ならな…」「この模様を入れることができたらな…」
こうして、もともとあるデザインに対して、「もう少しこうだったら…」という願いを叶えた商品です。
平均価格は25〜30万円!
フルオーダーメイドで作った時の相場は約30万円、セミオーダーメイドで作った時の相場は約25万円となっています。
オーダーメイドといっても、デザインを決める要素がとても多いので値段がピンキリなのも特徴です。
- 素材
- 指輪の大きさ
- 刻印
- 石の追加
- ダイヤモンドのグレード
そのため「20万円ほどだった」という人から「50万円もかかった!」という人まで様々です。
平均よりも安くなったり、高くなったりすることもあるため注意が必要です。



筆者はこの方法で指輪を作成しましたが、実際には35万円ほどかかりました
その時の体験談もあるので、良かったら参考にしてください。


メリット・デメリット
メリットは以下のようなものがあります。
- 世界に1つだけのオリジナル指輪を作ることができる
- 好みを全て反映させることができる
- 作っている時間が思い出になるため、デザインに対して飽きづらい
- 達成感がある
次はデメリットです。
- 基本的に高額
- 時間がかかる
- イメージを伝えるのが難しい
- 失敗する可能性がある
オーダーメイドでは、相談時間はもちろん、型を1から作るため製作時間も納期がとても長くかかります。



大体既製品の2〜3倍の納期がかかります
納期に関しては、混み具合や店舗によっても違うので心配な人は1度ブランドに問い合わせてみると安心です。
そして、「失敗することがあるの?」と不安に感じてしまったかもしれません。
そもそも失敗とは以下の3パターンあります。
- デザイナーとのイメージの相違
- デザインに飽きる
- 後から実用性のないデザインであると感じる
確かに、ゼロの状態から作っていくため可能性はありますが、何度も確認してデザイナーとのイメージの相違をなくすことや飽きないデザインを作ることで失敗を無くすことができます。
以下は失敗しないために指輪の選び方についてまとめました。
よかったら見てみてください。


結局どれを選んだらいいの?


この章では、様々なメリット・デメリットと価格帯がある指輪ですが、「結局どれを選んだらいいの?」といった疑問を解決します。
まず、迷ったら既製品がおすすめです。
- 納期を急いでいる
- 実物を見てから購入を検討したい
- ブランドにこだわりたい
こうした意見が多くあり、1番人気の選択肢です。
そして、オーダーメイドなど自分でデザインをする場合、デザイナーとのイメージの相違は付きものです。
また、既製品はデザイナーがデザインをしているため流行りのデザインや一般的なデザインが多くとてもお洒落です。
その為、見てから購入できる既製品を購入するのが間違いありません。
次に、人気だったのは、「セミオーダーメイド」です。



最もおすすめの選択肢です
セミオーダメイドは、既にあるデザインの中から好みのデザインを選び、刻印や石の色を変えるなど小さなアレンジが可能です。
既製品よりは作成や納期に時間がかかるものの、フルオーダーメイドや手作りで作る指輪と比べて時間がかからず、値段も既製品とあまり変わらない価格で作ることが可能です。
さらに、アレンジで自分たちらしさを出すことができる選択肢です。
後悔しないためにも、まずは店舗に行っていろいろな指輪を試着してみるのがおすすめですが、時間の取れない人にもぴったりな、どの指輪が自分に合うのかがわかる診断がついている記事をご用意しました。
是非、参考にしてください。


まとめ
指輪の種類は…
- 既製品
- 手作り
- オーダーメイド
さらに、オーダーメイドの中には、セミオーダーメイドとフルオーダーメイドがあり、それぞれ価格と手軽さが異なります
既製品の結婚指輪
既製品とは…プロのデザイナーがあらかじめデザインして、多くの人が選べるように量産されたもの
平均価格は28.7万円となっていますが、ハイブランドも含まれているためこのような価格です。
おおよその価格では、シンプルな指輪の場合は2本で13万円前後、装飾がある場合は25万円前後の指輪が多いです。
- 納期が早い
- 実際に見て試着をしてから購入が可能なため失敗しづらい
- コストが抑えられる
- 他の人と同じデザインになる可能性がある
- サイズの微調整が難しい場合がある
- オーダーメイドに比べて特別な意味や背景が薄くなる可能性がある
手作りの結婚指輪
手作り…特定のデザインや素材を選んで自分で作る指輪のこと
平均価格のデータはありませんが、一般的に安価になる傾向です。
データがないのは、ブランドによって作業工程や作業内容が違うためです。
- 世界に1つのオリジナル指輪を作ることができる
- 一部の工房では、ペースや工程を相談しながら進めることができる
- コストが抑えられる
- 作る人のスキルによって仕上がりに差が出ることがある
- デザインから完成まで時間がかかる場合がある
- プロの職人が作るものほど完璧な仕上がりにはならない可能性がある
フルオーダーメイドの結婚指輪
フルオーダーメイド…顧客の希望や要望に合わせて、ゼロから新しいデザインを作り上げること
平均価格は、30万円です。
実際には、「20万円ほどで済んだ」「50万円もかかった」と人によって大きく変わります。
これは選択した素材の価格により変動するためです。
- 世界に1つだけのオリジナル指輪を作ることができる
- 好みを全て反映させることができる
- 作っている時間が思い出になるため、デザインに対して飽きづらい
- 基本的に高額
- 時間がかかる
- イメージを伝えるのが難しい
- 失敗する可能性がある
メリットが大きい反面デメリットも大きくなる傾向にあります。
セミオーダーメイドの結婚指輪
セミオーダーメイド…既製品のデザインを基本にして、自分の好みや要望に合わせて一部をカスタマイズできるサービスのこと
平均価格は、25.5万円です。
セミオーダーメイドでは、既製品とあまり変わらない価格帯でアレンジをすることができますが選択する素材によって金額が変わります。
- 手軽にオリジナル指輪を作ることができる
- 価格とオリジナリティとのバランスが丁度いい
- フルオーダーメイドに比べて手頃な価格
- 完全にはオリジナルではない
- オーダーに制限がある
コスパが良く、バランスの取れた作成方法です。
結局どれを選んだらいいの?
既製品・セミオーダーメイドがおすすめの人は以下のような場合です。
- 納期がなるべく短い方が良い場合
- オリジナリティが少ない、もしくはなくても良い場合
- ブランドにこだわりがある場合
次に、手作り・フルオーダーメイドがおすすめの人は以下のような場合です。
- デザインにこだわりがある場合
- 自分の手で指輪を作りたい場合
手作り指輪とフルオーダー指輪では、デザインの細かさや価格が大きく異なります。
それに、手作り指輪は工程作業も自分たちで行うのに対してフルオーダーメイドはプロの職人が行います。
自分の希望に合わせて、選択します。
結婚指輪について興味がある方、もっと知りたいという方は、ぜひ他の記事もご覧ください。
以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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