結婚指輪を選ぶ時間は、ふたりのこれからを形にする時間でもあります。
けれど実際には、周りの「かわいい」「人気」といった言葉に流されて、自分たちが本当に大切にしたいものを見失ってしまう場合が多いです。
選ぶ前に一度立ち止まり、ふたりでどんな指輪を作りたいかを考えることが、後悔しないために最も大切です。
この記事では、理想の指輪を見つける前に決めておくべき3つのポイントを紹介します。
- デザイン
- 価格設定
- 価値観
過去に指輪選びを経験した方たちに聞いた、先に知っておけばよかったと感じた重要ポイントだけを厳選してお伝えします。
流行りのデザインよりも思いを込めたデザイン
この章では、1つ目のポイントである、デザインについて解説します。
結婚指輪を選ぶ際に流行っているものよりも「思いを込めたデザイン」を選ぶことが大切です。
理由をまとめると次のようになります。
- 時間が経っても価値が薄れにくい
- デザインを選ぶ基準がはっきりする
- 全体のまとまりが生まれる
流行は数年で変わってしまいますが、ふたりで決めた意味や想いは変わりません。
「どうしてこの形なのか」「この素材を選んだ理由は何か」といった要素が明確になっていると、年月を重ねても選んだ理由を大切にしていけます。
意味を起点にすると、素材・形状・幅・刻印など、細かな要素にも一貫性が生まれ、長期的にも違和感の少ないデザインになります。
- 出会った季節のデザインを刻む
- 好きな素材・好きな石を選択する
- 記念日を刻印に刻む
- 飼っているペットの名前やモチーフを入れる
また、好みが違っていても、共有した想いをもとにデザインを考えることで、ふたりの指輪が自然にまとまりやすくなります。
同じ意味を持つけれど、形はそれぞれ少し違うといったアレンジも可能です。
セミオーダーをはじめ、自分たちらしさを取り入れやすい方法もあります
先にどんな想いを込めたいかを整理しておくことで、店頭で多くのデザインを見ても迷いにくくなります。
その上で、普段使いしやすいものを重視するのか、よりふたりらしさを象徴した形にするのかなど、選ぶ際の軸が固まります。
後から後悔しない価格設定
この章では、2つ目のポイントの価格設定について解説します。
それは、価格の想定をせずに購入してしまうことです。
デザインに一目惚れすると、ついその場の雰囲気で決めてしまい、後から予算を大幅に超えてしまうケースも少なくありません。
後悔しないためには、事前に価格の基準を明確にしておくことが重要です。
- 自分たちの予算を決める
- 価格に影響する要素を把握する
- 購入後の負担も考慮する
価格と価値のバランスをきちんと見ながら選ぶと、普段の生活に自然と寄り添ってくれて、長く気持ちよく使える指輪になります。
そして、購入後はサイズ直しや石の留め直し、磨き直しなど、定期的なメンテナンスも必要です。
指輪のメンテナンスは2年毎がおすすめです
こうしたメンテナンス費用を考えずに指輪を選んでしまうと、想定以上にランニングコストがかかり、結果として総額が大きく膨らんでしまうことがあります。
ブランドにより異なりますが、料金はこのようになっています。
- サイズ直しは3千円〜1万円
- 磨き直しは2千円〜5千円
- 石の留めなおしは2千円〜1万円
サイズを小さくする場合は低価格で済む場合がほとんどですが、大きくする場合には大きくした分の金属の料金もかかることがあります
近年では金属の高騰により、価格がどんどん上がっています
比較的安価に済むことが多いです
石がある場合には1万円以下で済むことが多いのですが、石をなくしてしまった場合はその分の料金もかかります
そして、価格が記載されていないブランドも数多くあります。
価格や保証内容について詳しく書かれていて信頼できるブランドで指輪を選ぶことが大切です。
中には、メンテナンスを無償で行ってくれるブランドもあります
メンテナンス費用まで含めて全体の予算を考えておくことで、購入後の負担を抑えながら指輪を長く大切に使うことができます。
パートナーとの価値観のすり合わせ
この章では、3つ目のポイントである価値観です。
指輪選びで後悔しないために、最初にパートナーと共有しておきたい内容について解説します。
事前に好みや優先順位を話し合っておかないと、どちらかが無理に合わせてしまったり、後になって気になる点が出てくることがあります。
話し合うときに意識したいことは、次の3つです。
- 好みのデザイン
- 実用性
- 流行り
優先したいポイントを話し合い、選ぶ上での軸を共有します
価格に対する考え方は人それぞれなので、購入前にふたりの上限と妥協ラインを決めておくと、店で焦る必要がなくなります
困った場合には、一度話を持ち帰ると安心です
サイズや形によって日常生活で不便になることがあるため、生活スタイルに合うかどうかをチェックしましょう
さらに、具体的な話し合いの方法として、写真で比較したり、試着後に感想を共有することをおすすめします。
こうして価値観を丁寧にすり合わせておくと、デザインや価格で迷うことなく、納得の一本に出会えます。
まとめ
今回は、結婚指輪を選ぶ前に決めておくべきことについてご紹介しました。
- 流行りのデザインよりも思いを込めたデザイン
- 後から後悔しない価格設定
- パートナーとの価値観のすり合わせ
流行は変わっても、ふたりで選んだ意味や想いは変わらないため、形や素材の理由がはっきりしていれば、年月を重ねてもその選択を大切にすることができます
メンテナンス費用を考えずに指輪を選んだ場合、想定以上にランニングコストがかかることがあります
あらかじめ、予算や上限を決めておくと安心です
価格・デザイン・実用性などの優先順位を事前に話し合っておくと、とても指輪選びがしやすくなります
3つのポイントを軸に解説しましたが、まずは気軽に来店して相談してみてください。
ちょっと立ち寄って希望や不安を話すだけで、ぐっと選びやすくなります。
2人で話す時間自体が、あとで振り返っても大切な思い出になります。
指輪選びが、もっと楽しい時間になれば幸いです。
以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。



