結婚指輪をフルオーダーで作りたいと思っても、「納期が長い」と耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。
既製品ならすぐに受け取れるのに、なぜそんなに時間がかかるのか。実際どのくらい待つのか。
この記事では、フルオーダーで指輪を作成した経験者の立場から納期の目安と注意点を詳しくご紹介します。
以下の順番で解説していきます。
- フルオーダーとは
- 納期の目安と時間がかかる理由
- 納期を短縮する方法
- 注意点
フルオーダーとは?
この章では、結婚指輪のオーダーメイドがどんなものか、どんな特徴があるのかを詳しく解説します。
自分たちの希望やこだわりを形にして、0の状態から作る指輪のこと
オーダーメイドでは、デザイナーと話し合いながら誰とも被らない指輪を作ることができます。
完全オリジナルのデザインが可能です
結婚という人生の大切な節目にぴったりな特別感を実感できます。
「オーダーメイドって難しそう…」と思う方も多いですが、デザイナーやコンシェルジュが相談に乗ってくれます。
イメージがなくても、気になる写真や好きな雰囲気を伝えるだけで、自分たちらしい指輪が形になります。
納期の目安と時間がかかる理由
この章では、フルオーダーの結婚指輪がなぜ時間がかかるのか、どのくらい待つ必要があるのかを解説します。
納期を把握しておくことで、安心して指輪作りを進められます。
フルオーダーの指輪は、既製品と比べてどうしても時間がかかりますが、その理由は以下の通りです。
- デザイン打ち合わせに時間がかかる
- 製作工程が複雑
- 職人やブランドのスケジュール
デザインの打ち合わせに時間がかかる
1つ目にデザインの打ち合わせに時間がかかることです。
希望するデザインを形にするため、デザイナーと打ち合わせを行います。
指輪の形や幅、厚み、刻印や仕上げなど、細部まで決める作業は一度では終わらないことも多く、複数回来店する必要があります。
また、細かいニュアンスなどは1回でうまく伝えることが難しく、メモに書いて伝えたりと何かと時間がかかってしまいます。
さらに、デザインのイメージがない場合は試着や相談を行うため、その分時間がかかります
製作工程が複雑
フルオーダーはゼロの状態から作るため、原型作り、鋳造、研磨、仕上げといった複数の工程があります
この途中の段階で、原型確認を行うために打ち合わせとは別に、1度来店が必要です。
指輪の完成前に、ロウやシルバーなどの原型でデザインやサイズを確認すること
原型確認を行うことで微妙なズレやイメージの違いを修正します。
宝石を留める場合や複雑なデザインの場合は、納期が長くなります
職人やブランドのスケジュール
人気ブランドの場合、製作開始までに順番待ちが発生することがあります。
繁忙期には通常よりも納期が長くなる場合もあるため、事前に確認することが大切です。
人気のシーズンは、春(4〜5月)と秋(9〜11月)の気候が落ち着いた季節です
納期の目安は3ヶ月
- デザイン決定まで:打ち合わせ回数により異なる
- 製作期間:2週間〜3ヶ月
- 合計納期:2〜3か月
人気ブランドの場合や混み合っている場合は、最長で半年かかる場合もあります。
納期を短縮する方法
この章では、フルオーダーの結婚指輪をできるだけ早く手に入れるためのポイントを解説します。
自由度が高い分、納期が長くなることがありますが、準備や工夫をすることで比較的、待ち時間を短くすることが可能です。
以下にそのポイントをまとめました。
希望を事前にまとめておく
指輪の形や幅、素材、宝石の種類、刻印など、希望を事前に整理しておくと、打ち合わせ回数を減らすことが可能です。
また、優先順位や予算なども始めに伝えておくことで後から修正することがなくなり、結果として納期が短縮することができます。
写真や雑誌の切り抜き、イラストなどを用意しておくと、デザイナーへの伝達もスムーズです
デザインをシンプルにする
以下は時間がかかりやすい項目です。
- 複雑な装飾
- 細かい宝石留め
これらを避けて、なるべくシンプルな指輪にすることで完成までの時間を早めることが可能です。
ブランドや職人に納期を確認する
注文前にブランドのスケジュールを確認しておくと安心です
繁忙期や作業待ちの状況を把握しておくことで、余裕をもって注文できます。
また、同じブランドでも違う店舗に行ってみたら納期が早まったというケースもあるため、自宅から近い場合には1度来店してみてもいいかもしれません。
細かい修正はまとめて行う
気になるポイントがたくさん出てきてしまいがちですが、デザインやサイズの微調整は、なるべくまとめて行うと追加の時間を短縮できます。
打ち合わせで少しずつ修正を重ねると、納期が延びる原因になります
注意点
この章では、フルオーダーの指輪の注文で気をつけたいポイントを解説します。
繁忙期は工房が混み合う
春(4〜5月)と秋(9〜11月)はブライダルシーズンに重なり、注文が集中します
この時期は職人のスケジュールが埋まりやすく、通常よりも納期が1〜2か月延びるケースも少なくありません。
納期に時間がかかる場合も考えて「少し早すぎるかな」と感じるくらいの行動が安心です。
キャンセル・返金は基本的に不可
オーダー品は、ひと組みひと組み丁寧に制作を進めるため、製作開始後のキャンセルや返金はほとんど不可能です。
万が一中止する場合でも、すでにかかった工程費は請求されることが多いです。
契約を結ぶ前に、キャンセル規定・返金ポリシー・途中変更の条件を必ず確認しておくことが大切です
安心して依頼できるブランドほど、このあたりの説明が明確になっており誠実です。
まとめ
今回は、結婚指輪をフルオーダーする場合の納期と注意点について解説しました。
- フルオーダーとは
- 納期の目安と時間がかかる理由
- 納期を短縮する方法
- 注意点
自分たちの希望やこだわりを形にして、0の状態から作る指輪のこと
- デザイン決定までの打ち合わせに何回も来店する必要があるため
- 原型作り、鋳造、研磨、仕上げといった複数の工程を、ひと組みひと組み行うため
- ブランドのスケジュールによって時間がかかる場合があるため
合計納期は、2〜3か月
- 打ち合わせ回数を減らす
- デザインをシンプルにする
- 繁忙期を避ける
- デザインの細かい修正の回数を減らす
春(4〜5月)と秋(9〜11月)はブライダルシーズンに重なるため、納期に時間がかかる場合があります
納期に時間がかかる場合も考えて早めの行動が安心です
私たちのオーダーメイドで指輪を作った時の記事があるのでよかったら参考にしてください。


指輪選びは迷うことも多いけど、ブランドに一度足を運んでみると案外楽しいです。
実際に指輪を手に取ったり、デザインを見比べたりすることで、自分でも思いつかなかったアイディアやイメージが見つかったりします。
気になる方は、まず一度相談してみることがおすすめです。
以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。



